フォークリフトバッテリーの仕様と価格

基本的には変更可能です。稼働量や負荷が高い車両では、標準よりも容量の高いバッテリーを搭載することで、過放電になりずらくなり、寿命が大きく延ばせる可能性があります。

各メーカーによってスペックは異なりますが、弊社の見解では基本的に国内製バッテリーの方が寿命が長いです。

サルフェーションとは、バッテリーの劣化現象の一つで、硫酸鉛の被膜が電極板に蓄積することを指します。バッテリーは、希硫酸と鉛を使った電極板で構成されており、放電時に負極の鉛（Pb）と正極の酸化鉛（PbO2）が希硫酸（H2SO4）と反応して硫酸鉛が生成されます。

フォークリフトバッテリーの寿命は、使用状況や運用方法によって大きく異なります。一般的には4〜5年が目安とされていますが、稼働が多い車両の場合は2〜3年で寿命を迎えることもあります。一方、稼働が少ない車両の場合は7〜8年以上使用できることもあります。

一般的なデータになりますが、リーチフォークリフトの場合、1.5t車両のバッテリーは約80万円、カウンターフォークリフトの場合、1.5t車両のバッテリーは約120万円となります。

フォークリフト本体の耐用年数は、使用状況やメンテナンスの状態によって異なりますが、一般的には10年～15年程度とされています。

リチウムイオンバッテリーは、鉛バッテリーに比べてコストが約2.5～3倍と高価ですが、1日の稼働時間は鉛バッテリーの約2倍、寿命も2.5～3倍と長く、さらにメンテナンスが不要です。