バッテリー延命の今までとこれから

延命事業の原点

バッテリーは使い捨てるもの

その前提に疑問を持ったことが、当社の延命事業の始まりでした。
フォークリフトをはじめとする産業用バッテリーは、現場を支える重要な資産です。
しかし、属人化した運用や高負荷な稼働環境によって、本来の寿命を迎える前に交換されてしまうケースは少なくありません。
使えるはずの資産を、きちんと使い切る。この考え方こそが、延命事業の原点です。

現場の声から生まれた技術

当社の延命技術は、机上の理論から生まれたものではありません。
創業期から私たちは、実際の現場に足を運び、目の前で発生している課題と向き合ってきました。
そこでは、現場ごとに異なる課題が存在していました。

  • 24時間稼働による充電不足
  • 運用環境や稼働量による高負荷
  • 補水管理のばらつき
  • 原因究明がされていないトラブルの繰り返し

これらの現場ならではの課題を解決するために、当社では計測・診断・延命という技術領域を段階的に進化させてきました。

技術は目的ではなく、課題解決の手段

私たちが重視してきたのは、製品を取り付けることではありません。
バッテリーの状態を正しく把握し、現場に合った運用改善を行うことです。
しかしバッテリーの状態は、外からは分かりにくく、劣化は静かに進行していきます。
そこで当社は、延命を成立させるために技術領域を広げてきました。

バッテリー状態を把握するための計測

劣化を可視化する診断

運用と組み合わせて効果を発揮する延命技術

延命技術は、現場課題を解決するための手段であり、運用とセットで初めて価値を生むものだと考えています。

延命事業が持つ社会的意義

バッテリーを延命させることは、単なるコスト削減が目的ではありません。
交換頻度・バッテリー廃棄量を抑え、今ある資源を最大限活かすことで資源循環・環境負荷低減へ繋がる可能性を持っています。
「使えるものを、できるだけ長く使う」
この当たり前な考え方を 産業の現場で実装することが、延命事業の社会的価値だと考えています。

これからの延命事業

自動運転フォークリフト、IoTによるデータ取得、エネルギーマネジメントの高度化など、
現場を取り巻く環境は、いま大きな転換期を迎えています。
こうした変化の中で当社が目指すのは、延命装置を提供する会社ではなく、現場資産を長期で支えるパートナーになることです。
診断・運用改善・データ活用まで含めた包括的なサポートを通じて、持続可能な現場づくりを支えていきます。

ソリッドの歩み

当社の延命事業は、技術・サービスともに段階的に進化してきました。

現在は産業の未来価値を支える延命事業へと成長しています。

事業初期フェーズ
延命技術の確立と価値検証を重ね、小規模導入を通じて現場との適合を探っていました。
成長フェーズ
フォークリフト運用現場への本格導入が進み、延命という考え方が広く認知されました。
安定フェーズ
バッテリー診断サービスや運用改善サポートなど、延命の枠を超えたサービス拡充に着手しました。
次世代フェーズ(現在)
資源循環を軸に、企業の未来価値を支える延命事業へと成長を続けています。

延命技術は、資産と未来を守る技術

バッテリーは、現場を支える重要なインフラ資産です。
その価値を最大限引き出すためには、日々の適切な運用が欠かせません。
当社でははこれからも、技術と現場支援の両輪で「使える資産を、より長く」支え続ける存在として、産業の現場と未来に貢献していきます。

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