フォークリフトバッテリー延命技術 ― IchouSystemが描く未来と開発の軌跡

はじめに 「バッテリーの寿命は延ばせる」その常識を実現技術に

IchouSystemは、現場の声と向き合いながら、改良と検証を重ねてきました。
“使い続ける力”を支える技術として、延命を「理論」から「実現」へ。
今回は、IchouSystemの開発思想とその仕組み、そして導入によって現場がどのように改善されたのかを、具体的な事例を交えてご紹介します。

背景 なぜバッテリー延命技術が開発されたのか

「交換」ではなく「活かす」――現場から生まれた課題意識

バッテリー延命・再生技術の開発は、「バッテリーをより長く、より安全に使ってほしい」という現場の想いから始まりました。

1998年

電力会社との共同プロジェクトで非常用電源用寿命延命装置が開発される

2009年

当社が代理店として販売に携わる。

2010年

製造・販売権を継承し、独自技術として本格的な開発体制を確立。

IchouSystemは、「まだ使えるバッテリーを廃棄しない」ための挑戦から生まれた技術です。

フォークリフトバッテリー延命を支えるIchouSystemの仕組みと特徴

独自パルス制御で、バッテリーを“やさしく再生”

「IchouSystem〈電動フォークリフト・サイクルバッテリー専用〉」は、既存の鉛バッテリーに後付けすることで寿命を1.7~2倍に延ばす延命装置です。

製品のしくみ

step1:バッテリー劣化の進行

鉛バッテリーは、放電と充電を繰り返すうちに、電極板の表面に「サルフェーション(硫酸鉛の被膜)」が蓄積します。
この被膜が電気の通り道を塞ぐため、バッテリー本来の性能が発揮できず、結果として稼働時間の短縮やパワー低下を引き起こします。

step2:製品によるサルフェーションの分解

本製品は、バッテリーの電極板に微細なパルス電流を送り込みます。
このパルスがサルフェーションを振動・分解させることで、電極板を本来の導電状態に戻し、性能を回復させます。

step3:再付着の抑制と状態の維持

さらに、微細パルスを継続的に送ることで、サルフェーションの再付着を防止します。
これにより、バッテリー内部は常に良好な状態に保たれ、劣化の進行を抑えながら長寿命化を実現します。


特許技術のポイント

  • 2007年に基本特許取得、2023年に更新(第7204254号)。
  • 電圧値に応じたパルス出力自動制御機能を搭載。
  • 小さなパルスサイズでバッテリーへの負荷や発熱を最小化。
  • 使用年数・運転状況・温度などに応じて出力を最適化し、電極板を破損させず長時間の安定稼働を実現。

→「再生」だけでなく、「安全で持続的な延命」を可能にする点が最大の特長です。

実証と成果 現場が語る効果

IchouSystemは、導入現場で明確な成果を上げています。

効果の一例

  • バッテリー容量が回復し、稼働時間が3時間 → 約6時間へ延長
  • バッテリー寿命が1.5~2倍に向上
  • 補水頻度や充電回数の削減による作業効率アップ

※効果データは、当社実績および導入企業様へのヒアリング結果に基づくものです。

事例:製品導入で、容量を40%回復

ある水産加工業様では、3.0tのカウンター式フォークリフトを使用しており、容量の減りスピードが早く、頻繁な充電が必要となっていることが課題でした。また、バッテリー交換費用が200万円と高額であることも悩みの種でした。

→ 容量の回復によって稼働時間が延び、さらに寿命延命により「作業効率の向上」と「バッテリーコストの削減」を同時に実現しました。

未来 今後の展望と技術ビジョン

遠隔監視・AI制御で、次のステージへーIchouSystemの開発チームは、装置の進化を続けています。

現在の開発テーマ

  • ソフトウェア制御型UPS(無停電電源装置)の開発。
    ハードを変えずにソフト更新だけで機能を追加可能に。
  • 不具合時もリモート診断・制御を行える仕組みを構築中。
  • 将来的には、現場にいなくてもオンラインで運用アドバイスや最適化提案を実施。

この技術の先に目指すのは――「知識や技術の格差をなくし、誰もが安全かつ効率的にエネルギーを扱える社会」です。

まとめ 現場とともに磨かれ、未来を支える技術へ

IchouSystemの技術は、現場の課題解決とともに進化してきました。私たちは単なる延命装置の開発にとどまらず、次世代のエネルギーインフラ技術として発展させています。そして、「延命」を通じて、持続可能なエネルギーマネジメント社会の実現を目指しています。

ご相談ください

当社は、バッテリー寿命延命装置「IchouSystem」の販売に加え、フォークリフトのバッテリー運用を可視化・見直すことで、寿命を延ばす支援サービスを手掛けています。

バッテリーの劣化は、必ずしも「製品の性能」だけで決まるものではありません。
充電方法、充電タイミング、過放電の有無、日々の使われ方――こうした運用の積み重ねが、寿命を大きく左右しているケースが多く見られます。
そこで当社では、フォークリフトの使われ方や充電運用を多角的に整理・評価するFOSA(Forklift Operation Status Assessment)診断サービスを提供しています。

FOSAでは、現場ヒアリングをもとに「どこに負荷がかかっているのか」「何を優先的に見直すべきか」を明確にし、延命につながる具体的な改善ポイントを可視化します。
「バッテリーの寿命が早い原因を知りたい」
「今の運用が本当に適正なのか判断できない」
「延命装置を導入する前に、まず現状を整理したい」
このようなお悩みをお持ちでしたら、まずはFOSA診断からお気軽にご相談ください。現場の実態に即した形で、最適な改善の進め方をご提案いたします。

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