フォークリフトはなぜ“バッテリー式”へ移行が進んでいるのか?背景とメリットを解説

はじめに

皆さんこんにちは!
突然ですが、皆さんはフォークリフトを購入する際に、何を重視されていますか?
最近、フォークリフトを使用する現場の方からこのような声をよくいただきます。

「最近、燃料費が高騰してフォークリフトの運用コストが上がってきた」
「屋内でエンジン式を使っていると、排気ガスや騒音が気になる」
「環境規制の影響で、エンジン式を使いにくい」

この背景には、業界全体での大きな変化「エンジン式からバッテリー式への移行があります。
本記事では、なぜバッテリー式への移行が進んでいるのか、その背景とバッテリー式のメリットをわかりやすく解説します。

この記事のポイント

この記事では以下のポイントを解説します。

・バッテリー式へ移行が進んだ背景とは?
→国内のフォークリフト生産台数から移行が進んだきっかけや背景までご紹介します。

・バッテリー式フォークリフトのメリット
→購入時に重視される要素を大きく三つの視点から解説します。

・導入によって期待できる効果
→実際に導入後に期待できる効果についてご紹介します。

「バッテリー式フォークリフトの購入を検討している」
「エンジン式とバッテリー式どちらを購入するべきか悩んでいる」
そんなお困りがある方は、ぜひ最後まで読み進めてみください。

バッテリー式へ移行が進んだ背景とは?

以下は国内フォークリフト生産台数とバッテリー式、エンジン式の割合推移を表したグラフになります。生産台数を見ると、2016年にバッテリー式がエンジン式を上回り、以降その差は拡大しています。

出典:一般社団法人日本産業車両協会(産業車両生産実績 1989年以降)

なぜ、ここまでバッテリー式が選ばれるようになったのでしょうか。
背景には次のような課題があります。

【燃料費の高騰

ガソリン・軽油価格の上昇が止まらず、ランニングコストが増加している状況です。

【作業環境の制約

屋内作業では排気ガスが問題となり、エンジン式が使用しにくいという世間的な流れがあります。

【環境意識の高まり

脱炭素社会の実現に向け、企業にも環境対応が求められるように変化しつつあります。

このように「エンジン式では解決しにくい課題」が、バッテリー式への移行の大きなきっかけとなりました。

導入によって期待できる効果

バッテリー式へ移行をするにあたり、どのような効果が得られるのか
「経済面」「環境面」の二つの視点から効果についてご説明していきます。

経済面
燃料費を大幅に削減し、維持管理コストもエンジン式より抑えることが可能です。

-燃料費が電気代のみで安価に

-燃費が良く燃料コストダウンへ

環境面
排気ガスが出ないため、環境規制にも対応可能です。

-排気ガスゼロ

-騒音が少ないため、使用場所・環境に制限が少ない

まとめ

今回はバッテリー式への移行が進んだ背景とメリットについてご紹介いたしました。
バッテリー式へ移行するメリットとしては以下の2点が挙げられます。

【経済面】燃料費が電気代のみで抑えられるため、燃料コストの削減に繋がります。

【環境面】排気ガスが出ないことや騒音の影響がないことから様々な環境で使用できます。

ご紹介した通り、燃料費・作業環境の制約・環境意識の高まりを重視すると、今後ますますバッテリー式への移行が進んでいくことが予想されます。
弊社ではバッテリーの寿命延命やそのための日々の運用サポートまで行っておりますので、バッテリー式への移行を考えている方や現在運用しているがもっと長く使うための方法が知りたい方などはぜひお気軽にご相談ください。

ご相談ください

IchouSystemは、フォークリフト、非常用電源、バイクや自動車などのバッテリー寿命延命装置の製造・販売を手掛けています。

2001年、沖縄県の電力会社様との共同研究で蓄電池再生技術を開発。この技術は高い効果が評価され、全国の電力会社様で採用されるに至りました。
私たちの製品には特許取得済みの独自技術を採用しており、その信頼性と独自性が国内で高く評価されています。特に物流業界や製造業界ではフォークリフトへの導入が進んでおり、バッテリー寿命の延長を通じて企業のコスト削減や運用効率の向上に大きく貢献しています。また、バッテリー交換の頻度を減らすことで廃棄物削減にも寄与し、持続可能な社会の実現にもつながっています。

バッテリー寿命延長や効率的な運用にご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。皆様からのご質問やご相談をお待ちしております。