バッテリーは暑さに弱い!バッテリー高温劣化の原因と対策を解説

はじめに
皆さんこんにちは!
車のバッテリーは暑さに弱い——
そんなイメージ、ありませんか?
実は、フォークリフトのバッテリーも同じように“暑さ”にとても弱いんです。
夏場の現場では、気温の上昇だけでなく、荷役作業による発熱も加わって、バッテリーにかかる負担は想像以上。知らないうちに「いつもより減りが早い」「寿命が短くなった気がする」といった症状が現れることもあります。
特に、大型カウンター車両やハイキャパ仕様のバッテリーは、高温の影響を受けやすく、注意が必要です。
今回はそんな「高温がバッテリーに与える影響」と、現場でできる対策についてわかりやすく解説していきます。
この記事のポイント
この記事では以下のポイントを解説します。
・高温が与えるバッテリーへの影響とは?
・なぜ高温劣化が発生する?高温劣化の原因とリスクの高い車両とは?
・高温劣化を防ぐ!現場でできる4つの対策
現場のバッテリー寿命を少しでも延ばしたい方は、ぜひ読み進めてみてください。
高温が与えるバッテリーへの影響とは?
バッテリーは高温に弱く、温度が上昇すると寿命が短くなる特性があります。
特に大型カウンター車両(3.0t以上)やハイキャパバッテリー仕様車両は、発熱しやすいため、寿命が短くなるリスクが高まります。
高温はバッテリーに対して以下のような影響を与えます。
・液温が40℃以上になると寿命が大幅に短縮
・60℃を超えると寿命は極端に短くなり、本来の寿命の60~70%程度まで短縮
バッテリーを長期間利用するにはこのような特性を理解し温度上昇を防ぐ適切な運用を行う必要があります。
なぜ高温劣化が発生する?高温劣化の原因とリスクの高い車両とは
高温劣化が発生する4つの原因
①充電時の発熱
バッテリーは充電時に内部温度が上昇。最も温度が上昇するタイミングで発熱する。
②適切な使用環境
長時間の連続稼働や高負荷作業などバッテリーに負荷がかかるとバッテリー内の温度は上昇する。
③バッテリーケースの密閉性
カウンター車両の場合、座席下にバッテリーがあるため密閉状態で熱が籠りやすい。
④夏場の高温環境
夏場は気温の上昇によりバッテリー自体の温度が上がりやすい。
高温劣化が発生しやすい車両の特徴
荷役重量の負荷が高いフォークリフトは、セル数が多く容量も大きいバッテリーを搭載しているため、バッテリー内部に熱がこもりやすくなります。特に、中心付近のセルに熱が集中しやすく、高温による劣化が進みやすいのが特徴です。

高温劣化を防ぐ!現場でできる4つの対策
では、高温劣化をどう防ぐべきかについていくつか説明していきます。
高温劣化を防ぐための対策として挙げられるのは以下の4つのポイントです。
・充電時・稼働後は椅子を上げてバッテリーケースを換気する(カウンター車両)
・充電場所・停車場所は日陰かつ風通しの良い場所を選ぶ
・定期的な補水を行い、十分な液量を保つ
・均等充電は頻繁に行わない(多くても月1回程度)
現在の運用方法を工夫を行うことで今あるバッテリーを長期的に使用することが可能になります。
まとめ
今回は高温劣化によるバッテリーへの影響とそれに対する改善策についてお伝えしました。
これからさらに気温が上がり夏本番を迎えるにあたってバッテリーの高温劣化リスクも高まります。
高温劣化を防ぐために重要なポイントは以下の4つです。
・稼働、充電後の換気(カウンター車両)
・充電、停車は日陰かつ風通しの良い場所で行う
・定期的な補水
・均等充電を頻繁に行わない(多くても月に1回)
フォークリフトバッテリーは高額な資産です。バッテリーの特性を理解した上で、自社の運用スタイルに工夫をすることで長期的な活用に繋がります。
高温劣化を防止して、今あるバッテリー資産を最大限有効活用していきましょう。
ご相談ください
当社は、バッテリー寿命延命装置「IchouSystem」の販売に加え、フォークリフトのバッテリー運用を可視化・見直すことで、寿命を延ばす支援サービスを手掛けています。
バッテリーの劣化は、必ずしも「製品の性能」だけで決まるものではありません。
充電方法、充電タイミング、過放電の有無、日々の使われ方――こうした運用の積み重ねが、寿命を大きく左右しているケースが多く見られます。
そこで当社では、フォークリフトの使われ方や充電運用を多角的に整理・評価するFOSA(Forklift Operation Status Assessment)診断サービスを提供しています。
FOSAでは、現場ヒアリングをもとに「どこに負荷がかかっているのか」「何を優先的に見直すべきか」を明確にし、延命につながる具体的な改善ポイントを可視化します。
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「今の運用が本当に適正なのか判断できない」
「延命装置を導入する前に、まず現状を整理したい」
このようなお悩みをお持ちでしたら、まずはFOSA診断からお気軽にご相談ください。現場の実態に即した形で、最適な改善の進め方をご提案いたします。

