
INTERVIEW

実務力:営業現場での交渉や提案の際にどんな工夫をしていますか?
営業現場では「お客様が本当に困っていることは何か」を掘り下げて聞き出すことを意識しています。例えば、バッテリー交換コストの負担をどうにかしたいという声に対しては、単に「延命できます」と伝えるのではなく、サブスクリプション形式のプランを新たに設計して提案しました。製品代金やメンテナンス費用を分割し、月額でご利用いただける仕組みにすることで、お客様のキャッシュフローに合った形で提案でき、導入のハードルを下げることができました。こうした「お客様目線に立った仕組みづくり」にまで踏み込むことが、自分なりの工夫です。また、新たなプランやサービスを設計できる点は、弊社ならではの強みだと考えています。
挑戦:これまでで一番苦労した案件とその乗り越え方を教えてください。
一番苦労した案件は、大手水力発電事業者様での実証試験です。半年間の試験を行いましたが、当初のデータでは成果が見えず、導入が難しいのではと感じました。そこで、なぜ結果が出なかったのかを徹底的に分析し、現場環境や要因を一つひとつ見直しました。さらに再度データを取り直し、改善傾向を確認できた段階で丁寧に説明し、理解を得ることに努めました。結果として試験期間を延長いただき、最終的には良好な数値を示すことができました。大きなプレッシャーの中で粘り強く成果につなげられた経験は、営業人生における大きな財産です。この評価試験の成功をきっかけに、今後は数億円規模のプロジェクトへ発展する見込みであり、非常に楽しみにしています。

仕事の楽しさ:営業を続けたいと思える瞬間はどんな時ですか?
営業を続けたいと思えるのは、本製品ならではの特性にあります。実際に延命効果が確認できるのは数年後ですが、導入いただいた瞬間にも「この企業様とこれから長くお付き合いをしていくんだ」と思えることが、大きなやりがいです。そして、4年目となった今、1年目に導入いただいた企業様から「導入してよかった」「コストが下がったよ」と直接お声をいただける瞬間に、改めて自分の提案が役立っていることを実感できます。こうした一つひとつの積み重ねが、長期的な信頼関係につながっていくのを感じられるのは、営業ならではの醍醐味だと思います。また、環境負荷の削減や持続可能性に貢献できている点も、続けていきたいと思える理由の一つです。










